令和3年度の本試験の前々日、あちこちで大雨が降っていました。そして翌日、本試験の前日の朝、東京への電車が止まりました。
あ、本試験に行けないと焦りまして、その後天気の回復とともに午前中に復旧しましたが、こういう天候の時は必要に応じて前々泊も考えないといけないなと、色々考えさせられました。(熱海などあちこちで被害があり、資格試験なんて受けてても良いのかな、などとちょっと罪悪感も感じた事を覚えています)
結局その日は、電車がまた止まったら嫌だなという事で、早々午前中には電車で東京に向かいました。
ホテルにチェックインするには早すぎる時間に新宿に着いてしまったので、ちょっと時間をつぶすかと区立角筈図書館に寄ってみました。1時間位はウロウロ出来るだろう・・と思ったら、学習机(閲覧席?)を借りる事が出来たので、少し勉強しました。
都内の図書館は学習机が使えるんですね。私の地元ではず~っと使えないので、とてもビックリしました。(本を借りるために1時間位なら滞在できますが、学習机は使えない)
コロナ対策で定期的に清掃時間が設けられ、出たり入ったり面倒そうでしたが、それでも全く使えないよりは良いし、東京の受験生はいいなあ、とうらやましく思いました。
図書館で少し勉強して、それからホテルまでちょっと遠回りして歩いてみたのですが、都内はけっこう人が出ているんですね。それについてもビックリです。
公園周りをマスク外して(片耳に引っかけてる)走っている人も結構いたし、何人かでスケボーやってる人たちもいたし、飲み屋では沢山の人が飲んでましたね~。それもビックリです。
元々、東京の人口密度は高すぎるので、これでも十分ディスタンスは意識しているのでしょうね。
私の地元は人口密度が低いので、それに慣れている私には、密に見えてしまうのかもしれませんが、きっと各人気を付けているのでしょう。
さてさて、翌日はいよいよ3回目の司法書士試験です。
3回目の受験生活も苦しみました。
覚えた瞬間に忘れていく日々。絶対に知識量理解度は増えているのに得点につながらない・・何故だ?・・と悩みました。不思議なのは、一度解いた模試をもう一回やっても点が同じなんですよね(問題の答えを知っているはずなのに)。
直前期のプレッシャーでアタマが働いていなかった、としか思えません。それとも、司法書士試験自体がそういうモンなのでしょうかね?
司法書士試験は『基準点レベルから合格レベルまでが遠い』と言われますので、合格した人たちもきっとこういう時期を乗り越えて行ったのかなとも思います。
この時の実力は、基準点レベルに到達したかどうかな状態で、元々合格は難しかったなと思いますが、知ってる問題を落とさずに、知らない問題をうまく推理出来ればワンチャンあったかと思います。
あと、模擬試験等の結果から、私は記述式を解くのに時間がかかり、午後の部で時間が足りなくなる傾向が分かっていました。
なので、不登法択一と、記述式(不・商)でちょっとトライというかギャンブルというか、イチかバチかの戦法をとりました。
・不登法 分からないと思った問題は考えないで瞬時にスキップする。そして後でもう一回解く。
・記述式 答案構成用紙の作成に時間をかけない。問題冊子にドンドン書き込んでいき、時系列を整理する。
という方法に出ました。
不登法は、今思えば勉強不足でしたね。もっと勉強して、問題パターンをアタマにしっかり入れておく必要がありました。
記述式の答案構成用紙を書かない方法は、商登法では悪くなかったのですが、不登法では完全に裏目に出ました。こんがらがってしまった。
今回の不登法記述は、ちゃんと時系列を書いておけば何てことない問題だった気がしますが、後のまつりです。答案構成用紙を書く方法でも、書かない方法でも、しっかり訓練して慣れておくべきでした。試験まであと1月を切った時点で解法を変更したので、準備期間が足りませんでした。
まあ、いずれにしても勉強不足、準備不足、訓練不足でしたね。
まだ合格レベルにはなかったなと思います。
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